平成27年5月20日に沖縄地方は梅雨に入りました。
平年より遅い梅雨いりですが、梅雨入り前の
5月18日のデータをグラフ化いたしました。
遮熱効果の実験状況写真です。
梅雨入り前、5月18日の沖縄気象台那覇市のデータでは
全天日射量は28.47MJ/㎡日と、とても大きな日差し(太陽の日射強度)
を受けています。ちなみに20日の全天日射量は4.94MJ/㎡日で小さな
値です。
18日の無対策の屋根スラブ水平面温度及び、各壁面温度のグラフです。
冬季のデータでは南壁面は、大きな日差し受けていましたが
18日では外気温につぎ低い温度で推移しています。
無対策の屋根スラブ表面温度は、午後の2時半で45.3度と
大きな値です。
18日の無対策及び、遮熱ブロック下の屋根スラブ表面温度のグラフです。
無対策の日較差は17.6度で、遮熱ブロックでは3.9度と小さく
その差は13.7度と大きな値です。18日の太陽の南中高度は83.2°で高い高度です。
実験室実験では、太陽のいろいろな波長はつくれません。
ですから屋外での実験は、経年変化による耐久性など
より現実的な数値を得ることができます。
屋根スラブ水平面のコンクリートは大きな日差しを受け蓄熱をいたします。
夏季のRC造の室内温熱環境を考えた時、日射遮蔽(シャヘイ)は
とても大切です。
今年も、断熱材や砕石といった遮蔽材料を用いて
実験をしてみたいと思います。
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